小牧市の高層マンションの一室ですが、この地方では最古の建物。
築50年越えの物件です。
今ではあまり見かけないバランス釜タイプの浴室です。
今回、浴槽と給湯器は新品にするので、箱のみの塗装となりました。
浴槽とバランス釜が置かれていた箇所には、
黒カビと溜まりに溜まったヘドロ状の水アカがびっしり。
排水溝からは異様な臭いと、不快害虫のチョウバエが何匹もウロウロと。
チョウバエは、こんな奴です!
チョウバエは、暗くてジメジメしている湿気のある場所を好みます。
浴室であれば、普段掃除が出来ない浴槽下や、
排水溝が繁殖の場所となります。
据置の浴槽下や、ユニット浴室でエプロンのある浴槽は、
水分が抜けないために、特に注意が必要ですね。
施工していると、ゴキブリやムカデなどいろいろな害虫に出会いますが、
このチョウバエも厄介な害虫です。
洗い場も壁面もコテコテ状態でした。
この様な状態なので、洗いと足付けにいつもの倍以上の時間がかかり、
おまけに床面には無数のクラック、見た目よりかなり厄介な現場となりました。
浴室・浴槽は、長年使用しますと経年劣化で、
変色やクラックが発生したり、割れたり、穴が開いたりと色々とトラブルが発生します。
据置の浴槽で入れ替えが簡易な状態ならば問題ありませんが、
大掛かりな作業が必要な場合は、浴室・浴槽再生塗装をお勧めします。
この地方ではまだまだ認知度が低い工法ですが、
浴室リフォームの一環として取り入れてもらいたいものです。
心機一転、薄めのブルー系で再生塗装となりました。