滋賀県米原市にあるレジャーホテルのFRP浴槽割れ補修です。
見た目には少し変色しているぐらいにしか見えない浴槽ですが、
底面が割れてしまっていますし、クラック予備軍が無数にありました。
このT社の浴槽ですが、同様の症状が起きている浴槽を今まで数多く直してきました。
設置方法というか土台に問題がありますね。
数百リットルもお湯が入る浴槽なのに、その重量を支える箇所が不足しています。
底面には真ん中に一本しか支えが入っていません。
そんな訳で長年使用していると、必ず底面の左右が凹んできて、
そして終いには割れてしまいます。
この浴槽は既に水漏れを起こしていて、足で踏むとブヨブヨと水が溢れてきました。
かなりの量の水が溜まっているので、先ずは底面をぶち抜く事から始まります。
チョップドストランドマットの積層とガラスクロス、樹脂パテを使用してのライニングです。
これでブヨブヨだった底面も強度が復活しました。
白のソリッドで再生となりました。
今回の様に強度が無い状態に対して、
マットと樹脂だけでライニングするのはお勧めできないですね。
いくらガチガチに固めたとしても、お湯を入れた状態の重量に対処しないと割れる事があります。
土台を直せば別ですが、、、。
要は柔軟性を如何に持たすかが問題点となります。