レジャーホテル 偏光パール塗装

レジャーホテルでパール塗装が流行っていた時代に塗装した、鋳物ホーロー浴槽です。

白に標準の光沢がある 「Pearl-glaze」 で塗装するのが、

数年前に大流行し、レジャーホテル=パールしかダメ!見たいな時代がありました。

どれだけの数を塗装したかは覚えていませんが、この鋳物ホーロー浴槽も、その一つです。

ベース色を白で吹いた場合、

パール塗装された浴槽はキラキラと見た目に綺麗なのは当たり前ですが、

お湯を張ると、薄い緑色や青色に変色し、お湯に入る楽しみも増えます。

私の使用していたパール (まだ倉庫には山程ありますが、、) は、

真珠光沢のある高級感を醸し出す目的で、某メーカーの物を使用し、

お客様には、かなりの好評を得ていましたが、ある時、ある現場で、ある業者が

雲母 (マイカ)を使用していて、これは更に綺麗だと思い探しましたが、

かなり高額な物しかなく、諦めた事がありました。

そんな時に名古屋のホテルで出会った人物に偏光パールの話を聞き、

早速、購入したのを覚えています。

偏光パールも高価でしたが、、、。(笑

偏光パールは雲母とはまた違う感じの光の発し方をします。

一般的なパールには無い特殊な結晶構造の顔料による光拡散効果により、

照明の当たり具合、見る位置でグラデーション効果を及ぼします。

一般的には玉虫色に変化するパールだと言われていますよね。

ただ、私が使用するのはバイオレットのみですが、、、。

この写真の鋳物ホーロー浴槽は、白にパール塗装ですが、

経年劣化と毎日の数回行う清掃で表面のクリヤー層が

かなり落ちてきてしまい、艶ボケ状態になってしまいました。。。(泣

この現場の様に、使用頻度の多いレジャーホテルなどは、

FRPなどの樹脂浴槽に比べると、

鋳物ホーロー浴槽に塗装した場合は、

どうしても塗膜に問題が起きる可能性は高いのが現状です。

お湯を張る回数が多いこと、時間が長い事もネックとなります。

この浴槽も一部に膨らみが出てきてしまい、再塗装で再生することとなりました。

1800mm の鋳物ホーローです、入れ替えなんぞとても無理。

また、塗り直しで~す!

旧塗膜を剥離剤で完全撤去後、再エッチングです。

白色に偏光パールのバイオレット塗装。

マイカに劣らず、綺麗だ!!!

レジャーホテルパール施工例

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