愛知県西尾市のラブホテル、
今回は塗装ではなく、
人造大理石浴槽と鋳物ホーロー浴槽、2槽の “磨き” 施工です。
この2槽は、私が昨年の7月に浴槽塗装を施したものです。
当時、人造大理石浴槽の方は、割れ発生と変色して汚れが取れない、と、
鋳物ホーロー浴槽の方は、一度他業者で塗装をしたものの剥がれてしまいつや消し状態になった、と、
私の方に浴槽塗装のご依頼をいただき施工したものです。
今回は、その浴槽に色が付いてしまったのでどうにかならないか、というご相談でした。
訳を聞くと、この建物は水道管が古く鉄管でできているため、
赤サビを含んだ水がよく出てくる、
現在主流の樹脂製の水道管への切り替えも費用の面から簡単にはできない、と。
なるほど。
浴槽の一部が、赤サビの影響と思われる茶色に・・。
前回の塗装完了時、きれいになったなぁ!と大変喜んでいただいた、
オーナー様ご希望の白に塗装した浴槽に、茶色が目立ってしまっています。
サビ自体はそれほど問題にはならないというものの、
やはりこのような施設では、お客様目線の清潔感、見た目も重要です。
磨きで茶色を退治です!
磨き前の人造大理石浴槽です。
底面が全体的に茶色く変色していますが、
実は変色、と言うよりも、汚れが表面に付着している、という状態です。
塗膜の中に入り込んでしまった変色は取れない場合もありますが、
このように表面に付着している汚れは、磨きのみで、殆どの場合再生可能です。
こちらは鋳物ホーロー浴槽。底面全体とフランジ下部まで変色(汚れが付着)しています。
昨年施した塗装の塗膜自体は、もちろん全く問題なく、
ツヤもあるのに、その上からの色付着とは、残念ですね。
磨き後です。
今後は、ホテル側での日常の清掃が肝心です。
オーナー様に、少しでも付着させない方法を伝授してきました。
少しでも長く快適に使っていただける様、コストも節約できる様、
お客様ご自身でメンテナンスできるところは、ぜひしていただければ、と思います。