築20年程経った戸建住宅のFRP浴槽の再生塗装です。
リンス系? 脂肪分? 入浴剤? どれか分かりませんけど、
悪戯して浴槽全体が変色していました。
コテコテ状態で、ここまでくると洗い屋さんではなんともなりません。
こんな時こそ浴槽塗装で再生です。
見た感じは人造大理石浴槽にも見えるこの浴槽ですが、FRP浴槽でした。
一般的には人造大理石浴槽は汚れの付着が少なく、FRP浴槽は汚れが付着しやすいと言われていますが、
いずれにしろ日々の清掃が一番重要であるのは間違いないでしょう。
入浴後にいかに残留した汚れを落とすかによって、浴槽の寿命を左右します。
また金属石けんの発生を抑えるためには、清掃後に水分をふきあげる事が大事ですが、
これはなかなかできませんよね。
金属石けんとは、石けんの成分、脂肪分などが水道水に含まれる金属成分と反応してできます。
見た目には白くて円を描いたり、筋状に白くなります。 タイルや石材にも付着します。
この様な汚れを付着させないためにも、正しい清掃方法と水分の除去は行いたいものです。
Before
浴槽塗装後はお風呂用の中性洗剤を使用して頂き、柔らかい研磨材の入っていないスポンジを使用することが大事です。
新品の浴槽でも塗装された浴槽でも、傷が入ると、そこに汚れが入り込みます。
汚れを取るために研磨剤の入った物で一生懸命取ろうとすると、また傷を入れるという悪循環に陥り最後には傷マルケ状態に。
経年劣化は仕方ありませんが、清掃方法で寿命を伸ばすことは可能です。
毎日使用する浴槽・浴室を、できる限り長く綺麗に使いたいものですね。
After