競売物件の戸建住宅です。
浴槽の変色と使用感バリバリの為、塗装で再生です。
エプロンは、さほど汚れがないものの全体的に艶消し状態になっていました。
今回の元請さんは、今までに別物件で何度か浴槽塗装をされたそうですが、
以前利用していた業者と連絡が取れなくなってしまい、
今回新たにネットで探され、ハートランドとつぼ にたどりついて頂きました。
こんなケースも実は珍しいことではありません。
残念ながら、儲かりそうだから、簡単にできそうだから、と
この業界に安易に参入する業者がいかに多いかを証明しているようなものです。
現実とは懸け離れた作業、難しさに気づき撤退してしまう。
塗装完了後、施主が水を張り浴槽を使用し始めてまもなく、
剥がれ、膨れなどの症状が発生する。やり直しをする。まもなくまた同じトラブルが起こる。
それがまた繰り返され、とうとう施主は、お金を払ってでも別の業者にやり直してもらう!、と怒り諦める。
こんなあってはならない状況も、残念ながら本当の話です。
今までにこの状況のやり直し施工の依頼を何度か頂き、
現場でその塗装された浴槽を見て、驚くやら呆れるやらを通り越し、
怒りさえ覚える経験を何度もしています。同業者として情けない限りです。
浴室・浴槽塗装は、深い経験と知識、技術が絶対的に必要なデリケートな工法です。
何千槽施工しようが、一つとして同じ状況はありません。
職人にしかできない高度な技なのです。
浴室・浴槽塗装業者を名乗る以上、職人としてのプライドを持って施工に臨んでほしいものです。
施工後を監督に確認していただくと、
一目見て、新品になったねぇ〜!と。
これって吹き付けなんですよね。すごい!
中古物件はこれで十分だね、と納得していただきました。
初めての業者さんには、いつもビックリされますが、
喜んでいただけること、これが何より疲れも吹き飛びます。