築40年程経過した戸建住宅の鋼板ホーロー浴槽です。
経年劣化で釉薬は落ちてしまいザラザラ状態。
おまけにサビも発生です。よくある症状ですが、
1日の疲れを取るためゆっくり湯舟に浸かるには快適とは言えない状況です。
こんな時は、浴槽の入れ替え、は浴室リフォームの一つの方法ですが、
在来工法ゆえコストが嵩みます、
入れ替え以外の浴室リフォームと言えば・・・そうです!浴槽再生塗装です。
浴槽修理と言えば、浴槽再生塗装が一番! メリットの多い工法ですよ。
もう覚えてくれましたか?
この浴槽も長年の溜湯のため、変色、釉薬の剥がれなど、
定番の症状があちらこちらに。
サビは排水口周りと壁面に発生していました。
「穴開きそうだなぁ」と、思いながら研磨すると、
案の定、貫通しました。サビによる腐敗でペコペコでした。
鋼板は厄介です。
奥様に、塗装色はどうしましょう、とお聞きすると、
最初は、今まで同様に青色系で、と言うことでしたが、
しばらく考えられ、やっぱり代わり映えしないから、と
白色に決定されました。
白色は、実は私のお勧め色です。
色には収縮色と膨張色があります。
また、色にはそれぞれが持つ個性もあります。
収縮色は黒や濃い色などですね。
膨張色とはパステルカラーなど明るい色です。
限られたスペースで、どうしても圧迫感のある日本の浴室を、
白や、薄めのパステルカラーは、少しでも大きく見せる、というメリットがあります。
施主様に特定の色希望がない場合に限りますが、私は白やパステルカラー系をお勧めすることが多いですね。
施工後を見られたご主人が、「浴槽だけ新品になったなぁ!」
と大変喜んでいただきました。
写真では分かりませんが、
鋼板ホーロー浴槽なのに鋳物ホーロー浴槽のように高級感がでました。
白色の件でもう一つ、
白色は汚れが目立つと考えられている方が多いですが、
そんな事は全くありません。
通常の清掃、決められた使用方法を守れば、色に限らず、綺麗なまま維持できます。