現場は愛知県豊田市。
据え置き浴槽を取り除いた後の床面全面と洗い場床面、
洗い場壁面の塩ビ鋼板の膨れサビ処理を含む浴室再生塗装を4件連続で行いました。
今回は4浴室すべて同様の工事内容のため、施工例を1件のブログにまとめます。
壁面の塩ビ鋼板の膨れサビ処理については、本来であれば、
腐食箇所のサビ除去後にその面を切断→フレームなどで強度をつける→下地処理→浴室用パネルを貼る、
という工程が望ましい、修理再生という点ではより完璧に近いものですが、
今回は、過去に他業者によりすでに施工されていた部分と合わせるため、
また予算の都合上、以下の工程での施工となりました。
塩ビ鋼板の膨れサビ除去→サビ転換処理→パネル貼り。
”一部膨れの酷い箇所(強度低下が見られる箇所)には0.5mmのステンレス板を入れ補強”
Case 1
浴室の洗い場床面も、すでに塗装されていました。が、ハケ塗りです。
塗膜の縮れがあちらこちらに見られます。下地処理がされていない様です。
シンナーを噴霧すると、シュワーっと気持ちいいぐらいに塗膜が縮れていきます。
これではあきません。結局は塗料が付いていないということになります。
下地処理(足付け)は重要です。これをしっかり行わないと、
多くの場合、後の膨れ剥がれを誘発する要因となってしまいます。
この様ないわゆる素人施工が浴室塗装として業者により行われていること、
この様な施工例を未だに時々目にしてしまうという現状は、大変残念です。
Case1の洗い場床面では、塗膜全剥離後、下地処理(足付け)→本来の塗装施工、となりました。
Case2の浴室も、Case1と同様、洗い場床面が塗装されています。
こちらもやはりハケ塗りです。
4浴室とも同色、アイボリー系での再生塗装。
きれいに蘇りました。