P社製の人造大理石浴槽、約20年ほど使用されている浴槽です。
アクリルウレタン系樹脂で保護された浴槽は、年月が経っても艶や光沢が残り高級感があります。
人造大理石浴槽は、FRP浴槽に比べ高価ではあるものの、
高級感がある、汚れが付きにくくキレイが長持ちする、という点で人気の浴槽です。
ただ、今回の案件のように突然割れてしまうことがあります。
材質が硬すぎるためなのか躯体に問題が生じて起こる割れなのか原因は不明ですが、
これまでに、設置数年で割れた、など比較的新しい浴槽の割れの修理再生も何件か施工しております。
浴槽の割れた経緯から修理再生のご依頼まで、お話を伺いました。
浴槽の清掃をしていたある日、浴槽底面に小さなヘアークラックのような筋が入っているのを発見、
取り急ぎ、テープで補強してご使用されていた、とのことです。
しかし、当初10cm程度のその小さなヒビ割れは、だんだん大きくなり、
修理を依頼するため、ハウスメーカーや地元の設備屋さん、リフォーム業者など数社にご相談されました。
ところが、どの業者も、割れた浴槽の修理は不可能、しかも浴槽だけの入れ替えは不可能のため浴室全体の入れ替えしかないですね、との提案でした。
ただ、浴室全体を入れ替えるとなると数百万円クラスの費用がかかります。
しかも割れ以外は何の問題もない浴槽で、浴槽を新品にしたいわけでも、ましてや浴室ごと新品に入れ替えたいわけでもありません。
どこか浴槽修理のできる業者はいないのか、とネットでお探しいただき、今回ご依頼をいただくことができました。
人造大理石浴槽、人工大理石浴槽などの硬い浴槽は一度ヒビが入ってしまうと、どんどん割れが伸びていく傾向があります。
この浴槽も当初10cm程度の割れが、施工時には90cm程までに伸びており、しかも
段差もどんどんと大きくなり浴槽に乗って測ると最大1cmほどの高さのズレが発生していました。
人造大理石浴槽の割れ修理は、早めが肝心です。
10cm程度の割れの段階で施工する場合は施工工程も減り、その分施工費用も抑えられます。
浴室浴槽の修理再生塗装を専門に25年以上職人としてやらせていただいておりますが、
残念ながらこの工法はまだまだあまり知られておりません。
今回のように、浴槽の修理さえできればよい、浴槽や浴室の入れ替えまでは望んでいない、という方に
選択肢の一つとして気軽に選んでいただけるよう、この工法がもっと世間に広く周知されるよう努めております。
施工後です。
オフホワイト系の再生塗装、
ツルツルのテカテカ新品同様です。
割れていた箇所は、段差も跡形ももちろん無く、どこに割れがあったかはわかりません。
ガラスマットの積層にて段差の補修、成形後にガラスクロスにて強度もしっかり確保。
ガチガチに固まり安心して使用できます。
浴槽底面全体にライニングしてありますので、ノンスリップは消えてしまいます。







