マンションのFRP浴槽 修理補修済み案件のトラブル対応 可児市

不適切な浴槽塗装補修は返ってトラブルを招きます。

現場は岐阜県可児市のマンションの一室。
過去に1度塗装されていた浴槽でした。

Before

遠目には、ツヤ引けしている感じ程度に見えますが、、、。

浴槽内部のR部分に塗膜がパリッと剥がれた箇所がありました。
過去に塗装された際の塗膜に剥がれが生じたものです。

カッターナイフを入れてみると、パリパリと剥がれ、
エポキシ系のハードパテが顔を出してきました。
嫌な予感がしました。
エポキシ系のハードパテはトラブルの元となるため、
今では使用することはない材料です。

壁面には30cm x 30cmほど何やら分厚くライニング(補修)した形跡があり、
フランジ下部の内部にはこれまた幅15センチほどの円を描くようなライニング跡が。
う〜ん、これは一体どういうこと?、、、と首を傾げるばかりです。

壁面下部のR部分にも、ハードパテがビッシリと打ってあります。
浴槽浴室専門塗装業者として長年一筋でやってきた私の目から見れば、
これらは素人考えの補修方法と言わざるを得ません。

このような施工現場には度々出くわすことがあります。
少し前にも名古屋市内で同様の案件がありました。

施工後です。
オフホワイト系での再生塗装となりました。

施工後に元請けの担当者さんに詳しい話をお聞きすると、
以前退去後にクロス屋さんが真冬に施工する際、
投込みヒーターを浴槽の内部に長く置いていたら浴槽内部が焦げてしまった、と。
一体型の浴槽なので交換ができず、ある浴槽塗装業者に修理再生を依頼された、とのことでした。

そのような経緯とは、とんだ災難の現場でしたね。

After

カテゴリー: FRP浴槽塗装, カラーコーティング, 再塗装, 剥離, 浴槽コーティング, 膨れ, 補修   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

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