レジャーホテルの人造大理石浴槽です。
５年程前に塗装された浴槽ですが、
浴槽全体が変色してしまい、内部には膨れと剥がれも出てきている為、
再塗装する事となりました。
人造大理石浴槽にはポリエステル系とアクリル系がありますが、
この浴槽は昔流行ったポリエステル系の浴槽です。
剥がれている箇所に刃物を入れてみると、
気持ちよくパリパリ～っと剥がれてきます。
直ぐに剥がれる箇所の下にはポリパテがビッシリと入っていました。
ポリパテが水分を含んでしまい、塗膜を下から押し上げている状態です。
浴槽内部を全面的にライニングするために、フランジまで旧塗膜を剥離です。
この浴槽はなんと！全面ポリパテの上にピン塗りで仕上げてありました。
ピン塗りのために剥離は容易でしたが、入隅部分が酷く割れてしまっていて、
今回はロービングを使用しました。
ポリエステル系の人造大理石浴槽を剥離すると、
必ず全面的に無数のピンホールが現れます。
ピンホールを埋める為に、特製樹脂パテを打ち込み、
ロービングを入れてクロス積層、と施工は進みました。
施工後です。
白のソリッドで再生しました。
