青く変色した浴槽の再生塗装と床面シート施工
戸建て住宅のユニット浴室です。
喫水線辺りが青緑色に変色しています。
ご主人に、銅配管を使用されていますか?、とお聞きすると、
やはりそうだ、とのこと。
給湯器や給水給湯配管で銅配管が使用されている場合、
水に溶け出した銅イオンと、皮脂などの油分や石けんの脂肪酸とが結びつき、
酸素や炭酸ガスに触れ青色になり、浴槽に付着することがよくあります。
この青く変色したものが、「銅石けん」と呼ばれるものです。
銅石けん自体は身体には無害と言われており、
衛生上の問題はないと考えられますが、
見た目にはマイナスですね。
写真では分かりませんが、
浴槽底面は強度がかなりなくなっておりブヨブヨです。
更にかなり凸凹しています。
これはFRP浴槽の経年劣化とも言える状態です。
お湯(水)を張るとお湯(水)の重力でFRP浴槽は外に広がろうとする、
お湯(水)を抜くと元に戻ろうとする、
この長年の繰り返しが、浴槽の強度を弱めることになります。
このような状態の場合、強度補強のライニング施工が必要です。
強度不足を見極められず、強度補強せずにそのまま塗装をしてしまうと、
後々トラブルが起こる可能性が高くなります。
強度不足の状態を正しく把握し、現状をお客様に正しく伝えることがまず大切です。
再生塗装完了です!
オフホワイト系に蘇りました。
ご主人に確認していただくと、
「おっ〜ツルツルだな、ピッカピカになった!」と、
大変喜んでいただきました。
底面全体はライニング工法で強度アップ!
専用のマットを使用し、しっかり強度補強してあります。
これで安心して使用できますね。
浴室洗い場床面へのシート施工。
Before
浴室洗い場は、保温性、クッション性、防滑性に秀れた、
東リ、バスナフローレ ピンクでのシート施工です。
After
浴槽塗装とのコンバインメソッドです。