人造大理石浴槽塗装

築30年経つ、レジャーホテルの人造大理石浴槽の再生です。
昔、よく見かけた浴槽ですね。
この浴槽、少し色褪せて変色しているぐらいにしか見えませんが、
よく見るとパリパリのクラックだらけで、膨れも数箇所発生していて、
かなり傷んでいました。

刃物を入れてみるとパリパリに剥がれ出しました。
表面の塗膜は殆ど密着していません。
塗膜の裏に水分が廻っていて、ブリスターの様な現象が起きていました。

少し剥がしてみると、2回塗装してあることが判明。
プライマーらしき塗膜を剥いでいると、
なんと!もう一枚の塗膜に気づきました。
最悪ですわ!
一番下がピン塗りでアイボリー色、その上にエポキシプライマー、
次に青色、最後にもう一度ブルー系で塗装されています。
剥ぐのに泣きそうになりました。

ホーロー浴槽ならば、剥離剤を塗布して剥離が可能ですが、
樹脂浴槽は強い剥離剤を使用することはできません。
色々な工具を使い、全て己の手で剥がします。
この現場も久しぶりに、指の先から血が出てきました。
これが溶剤などに触れると、泣きそうになる程、痛いんです。

フランジも含め、浴槽内部全面ライニング2層後に再生塗装となりました。

カテゴリー: FRPライニング (クラック・割れ・穴補修), 人造大理石浴槽塗装   パーマリンク

コメントは受け付けていません。