現場は大阪の堺市。男性専用の社員寮です。
浴槽サイズは12x16と、かなり大きめのサイズですね。
長年の使用と、常にお湯が貼り続けられていた為に、
浴槽表面のゲルコートがボロボロになっていました。
文句なしに全面ライニングが必要です。それも床はフワフワで強度が全く無し。最悪です。
これだけ大きな浴槽の全面ライニングは、久しぶりです。
フランジは数ミリもあるクラックだらけです。
写真では分かりにくですが、浴槽壁面もプクプクになっています。
浴槽内部の壁面はL字型に、ゲルコートを剥ぎまくりました。
他の部分は、一応密着していましたが、大きな口を開けたクラックだらけです。
ゲルコートを剥いだ後のFRPには強度が殆ど無い状態です。
底面にはチョップドストランドマットを2層、その上にガラスクロスを3層しライニングです。
強度は完全に戻りました。
下塗りのプライマー
HAWK社製 ULTRAGRIP 4000の吹きつけです。
HAWK社製 SPA-COTE
HIGH GROSS POOL AND SPA COATING
スパコート吹き付け完了です。
24時間風呂、プールなどの施工は、注水・注湯までの養生時間を絶対に厳守することが大事です。
しっかりと養生期間を取らないと、直ぐにブリスター、剥がれなどの異常が発生します。
今回は3日間の強制乾燥と、一週間の養生期間を取りました。