兵庫県の三木市まで出張施工に行ってきました。
FRAの浴槽内部がプクプク膨れてしまってます。
オズモティックプレッシャー(浸透圧)と言う、
水の溶解力、浸透力、破壊力などで、このような現象がおこります。
長時間かけて小さな水分子が、塗膜と母材の隙間に入り込み膨れを発生させます。
膨れは一般的にブリスターと呼ばれています。
一度、水分が貫通すると、徐々に膨れが拡大してゆき、
その箇所に水分が滞留し最後に破裂というプロセスを辿ります。
膨れの中の水分は、かなりきつい酸性水になっています。
塗膜のアクリルやFRPの素材を溶かしていますので、
かなりの酸っぱい臭いが立ち込めます。
まずは膨れている箇所の除去からスタートです。
浴槽内上部も全体的に細かい膨れがあり、円を描くように表面を剥がしました。
ガラスクロスの積層でライニング施工後に、
白色で再生塗装となりました。