アクリル浴槽 再生塗装 ブリスター発生

輸入物のアクリル浴槽。
1400 x 800 x 550 mm と少し大きめの浴槽です。

Before

浴槽底面と立ち上がり15cm程まで、無数のブリスター (膨れ)が発生していました。
新築で新品浴槽ですが、設置後1ヶ月程度で膨れが出てきたそうです。
ブリスターの第一原因は溜湯ですが、この浴槽も当初から溜湯をしていたそうですが1ヶ月は早すぎですね。

10mm程の膨れが其処らじゅうに出ています。

底面と立ち上がり200mm程までライニングです。
ライニングするために、表面のアクリル層を剥がそうとしても
とても硬く全く削れませんでした。
時々ぶち当たるのが、表面がガラスコーティングされた浴槽や
UV化工された浴槽で、苦労する事がありますが、
この浴槽はその手の物では無く、滅多にお目に欠かれないタイプでした。
削れないタイプなので、刃物や皮すきなどで無理やり剥がすことに。
3mm程度のアクリル層がバリバリとFRP層から剥がれてきました。
バリバリと剥がれると言う事は、母材とくっ付いていないと言う事です。
剥がしたアクリルを見ると裏側はシットリと濡れた状態になっていて、
完全にアクリル層が分離されている悲惨な状態でした。
溜湯をする日本の浴槽には不向きな浴槽だと言わざるを得ないですね。

写真では分かりませんが、真っ白で再生塗装です。
輸入商社の担当者さんは、新品より奇禮だと言っていました。

After

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