鋼板ホーロー浴槽 剥離 再生塗装 一宮市

現場は愛知県一宮市です。
ご主人が自分で塗装した浴槽と聞いてはいましたが、
現調におじゃまし浴槽を見た瞬間、
思わず【なんですか、これは!?】と、叫んでいました。
これでは1日の疲れを取るために湯船に浸かるのは不可能。
ここまでグレートな浴槽は久しぶりで、ビックリ仰天しました。
いったい何回塗ってあるんだろうと底面の塗膜をおりゃ~と剥いでみると、
下から青色→白→グレー→カーキー→現在と、なんと5回、そして5色。
しょえ~って感じでした。
時々、このようにご自身で浴槽を塗られる方がいらっしゃいますが、
ホームセンターで売っている塗料で浴槽に塗れる塗料はありません。
また、下地処理が命の浴槽塗装は素人では絶対に不可能です。
塗ってはいけません!
いつもそうですが、この様に何ともならんくなってしまってから依頼がきます。
FRP浴槽であれば完全に割れてしまい水が漏ってしまう様な状態とか、
ホーロー浴槽に多いのが浴槽裏から錆びが貫通してしまっている状態、
また、今回の様にコテコテにしてしまった浴槽など。
いづれにしろなんともならんから直して欲しい = コストが余分に掛かるという事です。
問題が出て直ぐに対処すれば、それ相応の価格で直す事が可能です。
今はネットの時代です。検索を繰り返せば目的に到達します。
私どもの仕事は特殊な仕事で安価ではお受け出来ませんが、
それでも問題点が初期症状なら、入れ替え等と比べると遥かに安いです。
其の辺を理解して頂ければ幸いですね。

Before

こんな状態では、ゆっくりとお湯に浸かる事は不可能ですね。
底面の剥がれた箇所が鋭利な刃物状になっていました。
これではお尻が切れます!

其処らじゅう剥がれと膨れだらけです。

全面剥離後です。
剥離剤のジクロロメタンと戦う事6時間余り。
防毒マスクの吸収缶を3回も変えて、ようやく剥ぎ終えました。
何回やっても体にこたえます。
繰り返し塗布された塗膜は最大で5mm程ありました。
信じられませ~~~~ん!
剥離後はお決まりの浴槽全面無数にあるピンホールを総パテです。

奥様ご希望の壁タイルに合わせた薄めのピンクで再生塗装となりました。
ツルツルのテラテラです。
ご主人と奥様に大変気に入って頂き、流石プロだね!と。
当たり前ですプロです!と、答えておきました。

After

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