約一年前の3月中旬に浴槽塗装仲間のSさんから施工依頼を受けた物件。
13浴槽施工したうちの5浴槽にクラックが入り、補修に静岡県焼津市まで行ってきました。
もちろん手抜きなんぞしてませんよ!全ての浴槽をライニングしました。
でもクラックが出てしまったわけです。
前から言っています。完璧なんてありえません。いいんです、直せば!
アフターフォローを如何にするかが一番大事です。
一番クラックが酷かったのがこの浴槽。
本来ならば私一人で直すのが当たり前ですが、忙しい合間をぬってSさんと
Sさんの相棒のSさんも来て下さり、鬼に金棒状態でした。
一番、口が開いていた箇所を刃物ではつると、何やら金属の頭が見えました。
センターに1本土台が走っていて、そこに合板か何かが釘で止めてあり、
お湯を入れると、裏に何も入っていない箇所に水圧がかかり凹んでしまう。
この悪循環を繰り返すうちに、
センターの土台が梃子になって山状となり、下の合板が腐り釘が浮いてきて、
最終的にゲルコートを突き破って割れに到達するというプロセスでした。
一口に『補修』と言っても、その方法は千差万別、様々。
職人それぞれが創り出す独自のものです。
今回のSさんの特殊な補修方法は初めて見ました。
通常ではありえない補修方法だと思います。
いろんな人の現場見てきましたが、まずこの方法は他では見ることはできないでしょう。
建築に長けていて浴槽塗装のしっかりとした基礎がない限り不可能です。
もちろん、このブログで施工方法は公にはできませんが、、、、。
やはり浴槽塗装は奥が深い。日々進歩じゃあ!
補修後です。全く直した跡がわかりません。
Oh, great!