ちょうど30年使用された N社製 の鋼板ホーロー浴槽です。
フランジとエプロン部分に付着したスケールが酷く、
内部の入隅上部から、サビも発生していました。
しかし30年も経っているのに殆ど釉薬が劣化していない浴槽には少しビックリです。
サビの箇所をルーターで削りたくりチェックすると、運悪く裏から貫通されている状態でした。
場所が場所だけにサビドメ処理と、2種類のエポキシパテを使い補修です。
今回まいったのは、エッチングが出来なかったことです。
こんなん初めてですわ(´;ω;`)
いつも使用しているエッチング剤を塗布するも反応が鈍く、何か変!
通常であれば2回程エッチングすれば釉薬が完全に取れてOKなのに、
この浴槽、5回エッチングしてもまだテカリが残っていました。
たまにUVとかガラスの塗布されている浴槽で苦戦する事がありますが、
この浴槽はそれ以上の代物でした。
清掃とエッチングで夕方までかかり、1日目が終わるという最悪状態。
翌日、40%超えのフッ酸を使用して2回エッチングするも、やはり変化なし。
諦めの早い私はこの時点で終了です。
気持ち的に少しプライマーを多く吹き、
スカイブルーで再生となりました。