片道700kmを走り仙台市まで施工に行って来ました。
全国対応です!どこでも行きますよ。
が、しかし遠いです。 この辺が限界です。
対象物件は鋳物ホーロー浴槽の再生塗装でした。
築35年が経ち釉薬が殆ど剥がれてしまい、
喫水線の上下ともに変色です。 よくあるパターンですね。
当初は入れ替えを希望されていた施主ですが、
同サイズの物はなく、タイルも壊したく無いという事で塗装で再生する事になりました。
ご主人は1級建築士で、ご自宅も自身で設計されたそうです。
建築士さん故、とてもお洒落な邸宅でした。
広大な庭には奥様の趣味で、バラを始め四季折々の花が咲き乱れていました。
溶剤の臭いしか嗅いだことのない私としては、とても良い匂いで心が安らぎました。
そんな庭には国の天然記念物のニホンカモシカも現れるとか。
そういう環境が私にはとても羨ましく思えました。
写真では分かりませんが、浴槽底面には無数のキズが走っていました。
と言うことで、下地処理後に総パテです。
少しサビが出ているとは聞いていましたが、これは裏からのサビでした。
想定外です。
研ぎたくっても素地は出てきません。アウト~っ!
元請けと施主にサビの状況を説明です。
現場で出来る最善の方法で下地処理をしてから、耐高温水強力パテの打ち込みです。
施工後です。
綺麗になって蘇ったと大変喜んで頂きました。
ご主人、奥様にとっては大変思い入れのある浴室と浴槽です。
これで、これからも仲良く、そして末永く使用して頂けると幸いです。