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浴槽が青く変色していませんか? それは「銅石けん」です。

浴槽が青く変色していませんか? 
現調の現場で、この青いのは何なんですか?!と、聞かれることが度々あります。
それは「銅石けん」というものです。
銅石けんとは、銅イオンと湯垢や石鹸カスとが反応してできた不溶性の物質のこと、
給水給湯配管などの配管に使われる銅管から溶け出す銅の影響と言われています。

銅石けんは、酸素や炭酸ガスに触れることによって、さらに反応して青くなります。
浴室や浴槽が不衛生になっていると、銅石けんが生成されやすい環境になる、と考えられています。
また、喫水線から下が全体的に青くなっている浴槽もよく見かけます。
全体的に変色している場合、一番大きな要因は、
残り湯を日常的に汲み置きされ、浴槽が長時間水に浸かる環境にあったことです。

青く変色してしまったとは言え、銅自体は体には何も問題ありません。
ただ、見た目には問題ありですね。
銅石けんは、少量なら、アルカリ性のアンモニア水、または酸性のクエン酸などで落とすことが可能です。
浴槽全体に広がり、ゲルコートの内部に浸透してしまうと、除去が不可能になる場合もあります。
そんな時こそ、特殊技術の浴槽塗装の出番です!
変色だけでなく、小さなキズから大きな穴まで、カビ、サビ、お風呂の悩みいろいろ、
ついでに色を変えようかな、とお風呂の模様替えまで、
ほとんどの素材、症状に対応でき、新品同様に再生できます。

20年ほど使用されたFRP浴槽です。
銅石けんがしっかりとこびり付いています。また、別の症状ですが「割れ」も発生しています。

こちらの浴槽は10年ほどしか使用されていませんが、
残り湯を洗濯に使用するため毎日汲み置きをしていたため、真っ白な浴槽が綺麗なスカイブルーに変色してしまいました。
ここまでくると、「清掃」で落とすことは不可能です。

銅石けんの生成を防ぐためには、毎日の清掃で常に綺麗にしておくこと、
ですが、限界がありますね。
少しでも青く変色したら、
できるだけ早く洗い落とすこと、こつこつ掃除すること、それが肝心です。

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