ラブホテル、レジャーホテルの浴槽再生、ツヤも高級感も復活！
三河湾を一望できる部屋の窓からの景観は最高のオーシャンビューでした。
朝焼けの空には数多くの鳶（トンビ）がピーヒョロロロ〜と輪を描くように舞い上がり、気持ち良さそうに滑空しています。
施工現場のホテルの窓からの風景です。
仕事での訪問と言うものの、一瞬プチ旅行で異国の地に来たかのような感覚に陥ります。
思わず、１０数年前の施工時に宿泊したグアムのホテルから見た壮大な風景が蘇り、懐かしく思い出されました。
一昔前の、いわゆる「ラブホテル」に数多く導入されたT社製の鋳物ホーロー浴槽です。
浴槽メーカー、種類、型、材質等様々な浴槽が存在する中で、
これと全く同種同型の浴槽の再生塗装を、これまでに１００槽以上は施工しています。
昨今はソリッド（単色）塗装しか施工しなくなりましたが、
１０年以上前のラブホテルの再生塗装と言えば、パール塗装が主流でした。
施工金額は上がりますが、真珠の様なキラキラした美しい輝きが人気で、
高級感のある仕上がりが好まれたものです。
Before
長年の使用により釉薬が剥がれ落ちてしまい、総艶消し状態です。
鋳物ホーロー浴槽は、強固で耐久性のある浴槽ではありますが、
経年劣化によるこのような状態はよくある症状です。
エッチング処理後です。
（化学薬品などによる腐食作用を利用した表面加工の技法です。）
ホーロー浴槽の一番重要とも言える下地処理となります。
この工程をおろそかにすると、施工後の剥がれや膨れなどトラブルの原因となる場合があります。
適切で十分な下地処理が必要となります。
その後、塗装工程の施工へと進みます。
浴槽再生塗装、施工後です。
ピュアな白色に蘇りました。
個人的には一番好きな色です。浴槽色としては一番きれいな色だと思います。
ラブホテルなどで新しく入れ替える浴槽も白色が多く
今では定番の色と言っても過言ではないようです。
After
鋳物ホーロー浴槽本来の、釉薬を高温で焼き付けた輝きとは違いますが、
透明感も出てツルツルのピカピカです。
高級感も復活していますよ！
