ビジネスホテル浴室塗装
現場は、三重県津市、県庁傍にあるビジネスホテル。
3月末からゴールデンウイークを挟み、久しぶりの長期応援施工です。
1フロアー15室を10日間の工期で、合計4フロアー60室の施工です。
この様な応援施工は久しぶりですが、
昔はよくビジネスホテルの応援施工に行ったもんです。
東京・名古屋・豊橋・奈良・大阪・和歌山・帯広 etc.
今となっては懐かしいものです。応援施工も色々な意味で良い経験となります。
桜の開花から新緑に覆われる葉桜まで、
今年はそんな時期を現場で過ごすことになりました。
桜はやはりきれいですね。
「色は匂えど散りぬるを」
あっという間に咲き出し、あっという間に散ってしまいましたが、
いつもとは違う風景を楽しませてもらいました。
D51型499号。
毎朝散歩していた、近くの公園にあるシンボルのSL(蒸気機関車)です。
三重県内の関西線、紀勢線、参宮線を205万km(地球約51週分)も走ったそうです。
間近で見るD51は、あちこちに傷が見られ、さすがに年月を感じさせられます。
お疲れ様でした。
桜とのコントラストが見事だったので、思わずパチリ、
写真を撮ってみました。
さて、本題のユニットバス塗装です。
1216タイプの3点式浴室、壁面は塩ビ鋼板タイプ。
ロータンク(洗浄水を一定量貯めておく水槽)はPP製です。
このタイプの浴室は腰下ハーフで再生塗装です。
こちらは、FRP製の1216タイプの3点式浴室。
フルユニット再生塗装です。
このFRP素材の天井・壁は思った以上に研げないもので、
かなりのコツが必要となり、慣れないと非常に時間がかかります。
少しの見落としでも後の剥がれなどの原因となるので、注意が必要です。
一部の浴槽の底面には、細かいクラック(ひび割れ)が大量に発生。
口が開いた割れも数多くあります。ライニング工法で対応です。
ベーシン内部は全室、定番のクラックパリパリ状態です。
このタイプの浴室のベーシンは、必ずと言っていいほど、
経年劣化でひび割れが出てきてしまいます。
今回私の応援施工の内容は、1割が研ぎ、1割が養生、
そして8割が吹き付け、となりました。
最終的に当初より2室増えて合計62室、その内59室を私が吹き付けました。
いかにムラなくすべての浴室を均一に仕上げるか、
「吹き付ける」内容により仕上がりのレベルは天地ほど変わってきます。
高度な技術と経験が必要です。
もちろん今回も、最高級の仕上がりを提供しています。
After
厳しい工期でしたが予定通り無事終了。
照明・鏡・カラン等はすべて新品に交換。
ホワイト系の塗装で清潔感もぐ〜んとアップ!綺麗になりました。
p.s.
津市は以外と知らない名物としてウナギがあります。
三重県出身の私は30年ほど前に食べた鰻屋さんで
久しぶりに味わいたかったのですが、結局行かずじまい
別のお店でしたが、まぶしを鱈腹いただきました。
このお店は昼夜通ったうどん屋さんです。
大変お世話になりました。
かぁちゃん元気かな?