高級感があり滑らかな手触りで人気の高い人工大理石浴槽
30年ほど使用された戸建て住宅のポリエステル系の人工大理石浴槽です。
人工大理石浴槽は、原料となる樹脂の種類により、
大きくアクリル系とポリエステル系に分けられます。
アクリル系は、表面のクリアー層が深く透明感があり美しく見えます。
また、表面が硬いので汚れが付着しにくい、という利点がある反面、
硬い浴槽であるため、地震などで躯体等が動いた場合に突然パキーンと割れることがあります。
ピッカピカでまだきれいなのに割れてしまった浴槽の再生施工は、
これまでに何度かさせていただいております。
ポリエステル系はアクリル系に比べ、質感や耐久性の点ではやや劣ります。
また、ポリエステル自体が長時間の溜め湯に耐えることができず、
変色を起こしたり、ブリスターと呼ばれる膨れを誘発する場合があります。
長年の溜め湯で喫水線から下が白く変色。
ここまで変色すると清掃などでは再生することは不可能です。
幸い膨れはありませんが、触るとザラザラ状態。
かなりの使用感です。
こちらは中古住宅として販売予定の物件、浴槽リフォームは必須ですが、
予算の関係で新品の浴槽に入れ替えることはできない状況です。
お知り合いの方にご相談され、浴槽塗装という浴槽を修理再生する方法があるとわかり、
私をご紹介いただき、今回施工させていただくこととなりました。
新品に入れ替えるまでは望まないが浴槽の修理だけできたら、、、
そうお考えの方に、浴槽再生塗装は最適な方法です。
まだまだ認知度は低い方法ではありますが、
お風呂リフォームの選択肢の一つとして、ぜひお役立ていただきたいと思います。
浴槽再生塗装、施工後です。
浴槽カラーも変更、淡〜いピンク系に蘇りました。
元請けの社長にご確認いただくと、
「おっ〜新品になった!色もいいわ。」などなど、大変感激していただきました。