戸建住宅のリニューアル現場です。
この浴槽は一見するとFRP浴槽に見えますが、ポリエステル系の人工大理石浴槽です。
浴槽の色は、元々は薄いグレー系でしたが、
大きな窓から入る長年の太陽光(紫外線等)の影響で全体的に薄茶色に変色しています。
既に樹脂の内部にまで入り込んでしまった変色のため、通常のクリーニングでは取れない状態です。
ただこの浴槽、変色以外、特に問題がありません。
人工大理石浴槽によくあるブリスター(膨れ)や、クラック、欠けの症状がないのです。
いつもはヒビ割れた浴槽やら穴が開いた浴槽など、浴槽修理が必要なものばかりですが、
このようなライニングなど補修工程の必要のない樹脂浴槽を再生塗装するのは年に1度あるかないかの珍しいケースです。
このタイプの浴室の場合、浴槽のみの入れ替えは困難です。
どうしたものか、浴槽だけ修理できないものか、と考えられた末、
ご依頼をいただき、再生施工をさせていただくこととなりました。
浴槽再生塗装は、こんな時にこそお役に立てます。
施工後です。
オフホワイト系での浴槽塗装となりました。
艶も戻りピカピカ、きれいに蘇りました。