人造大理石浴槽 再生塗装 ライニング 岐阜県多治見市。
築25年程経過した戸建の人造大理石浴槽です。
経年劣化で全体的に白く変色してしまい、
同時に人造大理石浴槽によく起こるブリスター(膨れ)が多数発生していました。
ブツブツのザラザラ状態です。
この様な状況では湯船にゆっくり浸かる事はできませんね。
そんな訳でまたまたライニングすることになりました。
施工後に奥様に溜湯されていませんでしたか?と、お聞きすると
毎回翌朝までお湯を張られ、尚且つ洗濯にも使用されていたとのことです。
浴槽には最悪の状態ですね。
ブリスターの原因で一番多いのが溜湯ですね。
特にお湯が冷めないように高温で追い焚きしての溜湯は非常に浴槽に負担をかけます。
これは水による溶解力によるものです。
自然界に存在するもので水ほど様々な物を溶かす物質は存在しないと言われています。
耐久性の高いホーロー浴槽の釉薬が剥がれ、30年程でザラザラになるのも、
水による溶解力・破壊力によるものです。
硬いホーロー浴槽でさえボロボロになるのですから、
樹脂製浴槽に起こるブリスターやクラックは当然のことと言えるでしょう。
日本人の慣習で溜湯は仕方ないかもしれませんが、
浴槽を長持ちさせる為にも、必ず毎回お湯を抜いて使用しましょう!
お嬢様指定の薄い緑色で再生塗装となりました。
施工後を見て頂くと、うわっ~すっごい綺麗になった。
新品みたいだねと、大変喜んでいただきました。
一時はユニットに入れ替えることも考えていたそうですが、
壁のタイルを壊したくないとのことで、
ネットで調べていたら浴槽塗装という技術があることを知り、
今回の施工に至りました。
直せるものは直して再利用しましょう。
それが地球にとって最善の方法ですから!