12,13日とレジャーホテルでOJTを実施しました。
施工物件は人造大理石浴槽です。
先のフルユニットのOJTに続き栃木の菊地さんが参加されました。
今回の内容は見た目には殆ど判らないクラック予備軍を
パウダーとポリエステル樹脂で補強する施工方法です。
15年以上使用している浴槽にしては状態はいい方だと思いますが、
見た目には単なるキズぐらいにしか見えない予備軍だらけ。
底面に無数のクラック予備軍がクモの巣状態に走っていて、
今にも口が開きそうなものばかり、研ぎこんで消せるものではありません!
この様な状態をどのように補強し。いかに早く施工するのかが、今回のOJTの目的でした。
1日目は補強を行い、プライマーを吹いて終了しました。
2日目、上塗り塗料を作りに行っている間に、菊地さんに中研ぎをお願いしました。
午前9時半に吹きつけが終了。
ガンを洗浄し少しインターバルをおいてから約4時間の強制乾燥に入りました。
今日は風も殆ど無く、部屋の中は南からの温かい太陽光がまともに当たっているので、
乾燥待ちの間、話をしていないと直ぐに寝てしまいそうなぐらい暖かい陽気でした。
今回は何年振りだろうかと思うくらい吹きつけ状態が良く自分でもびっくりしました。
体に違和感を与えるブツは皆無で、肌も綺麗に出ていてバフ掛けは全く必要なく、
コーキングを打つだけで終了しました。
荷物を撤去しフロントに挨拶して帰ろうかと思った時に、
ホテルのマネージャーが出勤して来て裏戸でバッタリ。
マネージャー 「終わったの?!」
私 「終わりました、綺麗ですよ」
マネージャー 「ほな、見に行こか」と、二人でルームへ。
いつも私が吹いたのを見ているマネージャーも、やはり一目見るなり「いつもより綺麗や!」と。
マネージャー「ついでにこっちもコーキング打っといてや!」
私 「了解しました」
この後、半年間掛けて毎月2浴槽ずつ施工する事になりました。
今回の様にパウダーを使う場合や、全面ライニング、剥離&全面ライニングなど
多種多様な物件があるホテルです
今後もOJTを行う現場になると思いますので、宜しければ見に来てください。
やっぱり吹きつけた状態で終わるのが一番綺麗ですね。