名古屋市内の繁華街ど真ん中にある賃貸マンションの一室です。
5階建エレベーター無し、築50年ほど経過しています。
周りはビルに囲まれたビル街、窓を開ければ隣のビルにタッチできるほどです。
このような立地の場合、特に気をつけなければならないことは、
浴槽・浴室塗装では必須となる、送排風機の300パイ以上のダクトが外に出せるかどうか、
また、送排風機の出した先に隣家の窓や駐車場などはないか、などの事前確認です。
送排風機からはミストと、ある程度の塗料臭が放出されるため、
ダクトの先に窓がある、駐車場があるなど立地の問題で施工ができない場合があります。
また、事前に元請様に了承を得ていただいていたはずの現場でも、
当日の風の影響もありますが、臭いというクレームが入り元請様が急ぎご対応されたこともありました。
今回は、そのような問題を回避するため、部屋内に無理やり放出という特殊な方法を取ることになりました。
浴室全体的に汚れ、変色、大量のカビなどがありますが、
今回の施工範囲は、浴槽・エプロン・洗い場のみです。
その他は清掃での対応となりました。
施工後です。
オフホワイト系での浴槽再生塗装、
ツヤも蘇り、鼻を突く嫌なカビ臭もなくなり、きれいになりました。
私の塗装範囲外の右側壁面にはシミが残っていますが、
後日パネルを貼られるそうです。