浴室壁面タイル塗装 愛知県豊明市。
築50年は経とうかと思われるかなり古いアパートの一室。
元々はバランス釜が設置されていた浴室です。
今回、浴槽は新品に交換、床面にはシート貼り、
そして壁面タイルは塗装でリニューアルとなります。
古くても壊さずに直して再利用しましょう!
壁面タイルは経年劣化で至るところにクラックが発生していました。
今回も定番の白のソリッドで再生塗装となりました。
写真では分かりませんが、ピカピカのテカテカです。
浴室・浴槽塗装はスクラップ&ビルド工法に比べても立派な5R運動です。
20世紀、我が国の経済発展が社会にもたらしたものは、
大量生産・大量消費・大量廃棄です。
豊かさの代償として、発生した大量の産業廃棄物が処理能力を超えてしまい、
現在は処分する場所さえなくなりつつあります。
特に浴室・浴槽で厄介なのが、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)製品の処分です。
耐熱性、耐候性等いくつもの優れた特性を持つ反面、FRP製品に多用されている不飽和ポリエステル樹脂は加熱による溶融ができないために、
リサイクルが困難で殆どが埋立処分されているのが現状です。
環境対策 5R とは
ゴミをできるだけ出さない社会(環境型社会)をつくるための
5つのキーワードです。
1.Reduce (リデュース)ゴミの発生量や資源の使用量を減らす
使用しなくなった物を捨てる、そのこと自体を見直す考え方。
2.Reuse (リユース) 再生・再利用する
リサイクルと同義語のようですが、リユースはゴミ自体を修理したりして使用する事となります。
3.Recycle (リサイクル) 再生利用・再資源化
ゴミ自体を資源として再生利用することです。
紙や空き瓶、鉄等を溶かして他の製品に使用するのがリサイクルです。
4.Repair (リペア)修理しながら長く使い続ける
5.Refuse (リフューズ)不要なものは買わない・もらわない
浴室・浴槽は殆どが再生可能です。
例外として再生できないものもあります。例えば、ホーロー浴槽で裏からのサビが表面まで到達し
貫通している状態のものは、表面から何をしても再発してしまいます。
時々、サビサビのホーロー浴槽を鉄ライニングで直したりする人もいますが、
お薦めは出来ませんね。浴槽を外し裏から直すなら別ですけど、表面からではもちません!
再発が起こりうるために、小職はこのような時だけ入れ替えを薦めています。
FRP・人造大理石等の樹脂製品であれば、穴が開いていても割れていても殆どがラインニング工法で再生可能ですので、
5Rの精神で修理して再生利用しましょう!