鋼板ホーロー浴槽の特徴
鉄板にガラス質の釉薬を塗り、高温で焼き付けて作られています。
釉薬に顔料を加えることでカラーバリエーションを出すことができます。
色合いの良さ、肌触りの滑らかさが特徴です。
鋼板ホーロー浴槽の問題点
耐水性・耐久性ともに非常に高いホーロー浴槽でも、経年劣化(築20年〜30年程)により浴槽表面の釉薬(ガラス面)が剥がれてしまい、喫水線下がザラザラになったり、表面が侵されると錆が発生したり、無数のピンホールが出来ることが難点です。
同時に喫水線より下の部分が変色してくることがあります。
また、壁のシーリングが切れてしまい、その部分から水が浴槽裏に回ってしまい錆を発生させる場合があります。
一度水が裏側に回ると、湿気の影響で裏側から錆がどんどん酷くなってしまい、最後に表側に貫通するという、最悪のプロセスを辿ります。
30年程使用、釉薬が剥がれ変色、錆による腐食
ホーロー用特殊パテで補修後プライマー塗布、トップコートでコーティング
25年使用、内部に無数の錆発生、変色、ざらつき
ホーロー用特殊パテで補修後プライマー塗布、トップコートでコーティング
35年使用、約50箇所のサビ発生(穴あき20箇所以上)
ホーロー用特殊パテと耐熱板を使用し補修、プライマー塗布後トップコートでコーティング