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鋳物ホーロー浴槽修理再生塗装 亀裂、サビ、変色 瀬戸市

築45年ほど経過した戸建て住宅の鋳物ホーロー浴槽です。
長年の使用により釉薬は剥がれ落ち、殆ど残っていません。
全体的ににひどく変色、汚れもかなり付着している状態です。

Before

エプロンの内側には15cm ほどの口の開いた亀裂、サビも発生しています。
一部には鋳物ホーロー特有の蜘蛛の巣状にホーロー層が割れた箇所もあり、思っていた以上に重症、
本来ならば修理ではなく入れ替えをお勧めする症状です。

バスキャップの隙間からは配管のサビです。

このような状態になり、いざ浴槽修理、補修を検討される場合、
一般的にはリフォーム業者、設備業者や浴槽メーカーに相談されることが多いと思います。
実際、同様の状況で私がこれまでに施工させていただいたお客様は、殆どがそのような経緯でした。
私どもの行う浴槽再生塗装という方法は、まだまだ認知度が低い、という現状があります。

ところが、こちらのご主人は浴槽再生塗装をご存知でした。
今から10年ほど前の話となります。
当時ご主人は建築関係のお仕事をされており、
ある現場で顧客から浴槽入れ替えの依頼を受けた際、浴槽だけの入れ替えが不可能とわかり、
いろいろと調べられた結果、浴槽再生塗装に辿りつかれました。

今回の現場は、当時の現場監督であられたご主人のご自宅の浴槽の修理再生です。
10年の時を経て、当時施工をさせていただいた私にご連絡くださり、
今回また施工させていただくご縁をいただきました。

施工後です。
ご主人ご希望のアイボリー系での再生塗装、蘇りました。
きれいになった、新品みたいだ!と大変喜んでいただきました。

After

ホーロー浴槽のサビ症状においては、ブログの中では何度か特筆させていただいておりますが、
サビの進行度合いにより、浴槽再生塗装をお受けできない場合があります。
具体的には、浴槽の裏側から錆びて浴槽表面にまで到達したサビの場合は、
再発する可能性が否定できないため、基本的にはお受けしておりません。
しかしそれでも施工のご要望をいただくことが時々あり、その場合には、
サビ再発の可能性があり保証期間はお付けできないことをご理解いただいたうえで、
延命治療としてお受けする場合があります。

今回の現場では、その状況をご主人はすでによくご存知でいらっしゃり、
延命治療をさせていただきました。

錆びて亀裂が生じていた箇所は、
耐温水パテ、ガラスマット等を使用してのライニング工法での施工です。

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