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浴槽修理を可能に!人工大理石浴槽の割れ修理再生塗装 施工例  

浴槽修理は不可能、ユニットバスに入れ替えるしかない、
と言われた事例を多数解決!

戸建て住宅の30年以上使用されたポリエステル系人工大理石浴槽です。

Before

数年前に風呂釜(追い焚きができる装置)を交換、
2つ穴タイプから1つ穴タイプの給湯器にリフォームされたそうです。
この交換時に、上の穴を塞ぐためバスキャップ(金属の蓋)が使用されるのですが、
この塞いだバスキャップから右斜め上に50cmほどの割れが発生しています。

当初は、まずリフォーム屋さんに浴槽の入れ替えをご相談されました。
浴槽のみ入れ替えることは不可能、浴室ごと新しいユニットバスに入れ替えるしかない、
特殊な形状のため費用は200万円以上にはなる、と言われ、
そこまでお金をかけてリフォームはしたくないので、ご自身でアルミテープを貼り、
数年間何とかご使用されていたとのお話でした。その間にも、
何とか浴槽だけを直せる方法はないものかとネットで検索され、
私どもの浴槽修理ができる浴槽再生塗装の情報を得られ、今回施工させていただくこととなりました。

この割れの原因については、何のエビデンスもあるものではありませんが、
私のこれまでの施工経験から、個人的な見解ですが、以下に記させていただきます。

これまでに、今回と同様の経緯、症状の、風呂釜交換を終えた人工大理石浴槽の割れ修理ははかなりの数施工しております。
そのご依頼の1割ほどは、風呂釜交換をされた業者から、バスキャップを締めすぎて交換時に浴槽表面が割れてしまった、というもの、
残りの9割ほどは、風呂釜交換から数年後に、バスキャップ周りからいきなりパキーンと割れてきた、というもの、
それらの割れは、どれもバスキャップ周りから発生したと見られること、
これらの共通性から、風呂釜交換時のバスキャップの締め付けが浴槽に負荷をかけてしまい、バスキャップ周りから発生する割れを誘発した可能性が高いのではないかと推測します。ただ、もちろん浴槽の割れは、この1つの要因だけとは限りません。
人工大理石浴槽は硬い丈夫な浴槽ではありますが、割れる時はいきなりパキンと割れることが多い浴槽です。

アルミテープを取り除いた状態です。見事に割れています。

浴槽壁面にはブリスター(膨れ)が発生しています。
そんなに大きな膨れではありませんが、ザラザラのプクプク状態です。
20年以上浴槽に溜め湯をし日常的に洗濯に使用されていたそうです。
溜め湯は一般的にも何気なくされる行為ですが、水の浸透圧は意外にも大きく、
浴槽内に水(湯)を溜め置くことは浴槽にじわじわと負担をかけてしまい、ブリスター発生の要因となります。

浴槽再生塗装、施工後です。
ピカピカ、ツルツルの緑色系(若竹色)の浴槽に蘇りました。

After

割れていた箇所にはガラスマットとガラスクロスを使用してのライニング工法、
強度も確保でき、安心してご使用いただけます。
同時に、バスキャップを取った穴もライニングにより塞ぎました。
見た目もスッキリですね。

ブリスター箇所にはガラスクロスを使用してのライニングです。

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